音の風景マップ作り

調査って 何を どうする?

調査方法のダウンロード、印刷はこちら

◆Step1:セミの鳴き声をきいたら 動画撮影+写真撮影 をお願いします!!!


■準備するもの

スマホ、GPS機能付きのデジカメ のいずれか

■動画撮影・写真撮影にあたっての留意点

※Androidスマホは、動画撮影前に撮影サイズを一番小さいサイズ(QVGA、VGA等)に設定して下さい。

    ●セミの鳴き声がはっきり聴こえる場所を探そう!!
    セミの鳴き声の識別のため10秒を目処に動画撮影。この時、セミの鳴き声以外の音声は
    なるべく入らないように気をつけて下さい。そのために、なるべくセミの鳴き声がはっきり聴こえるところ
    での動画撮影・写真撮影をお願いします。

    ●動画撮影した場所で写真撮影もお願いします
    動画撮影場所、時間の記録のために、原則として動画撮影にて、動画撮影直後に写真撮影をあわせ
    て、お願いします(特に、動画写真撮影から離れた場所で写真撮影をすると、調査地点の位置情報精度
    を保つことができなくなります)。

◆Step2:撮影した動画データと写真データは送って下さい!!
   

USBコード接続してPCからアップロード!して下さい!! スマホからは報告できません。


(写真データのみスマホから送信できますが、動画については 下記の手順で       PCからアップロードをお願いします。)

撮影した動画データと写真データは『2つで1つ』と考えて、必ずセットで送って下さい。


アップロードの順番は、まず、写真データ、その後に動画データ という順序でお願いします。

まず、写真データを

「MYページ:新規情報を報告する」「新しく報告する」 から 順次 アップロードして下さい。

続いて、動画データを 同じ手順で アップロードして下さい。

◆Step3:セミの名は? 種名を調べて報告して下さい。

写真と動画を送った後、何というセミか? 調べてみて下さい。 そして、

「MYページ:新規情報を報告する」「種名を報告する」 から 鑑定結果を報告して下さい。

わからなかった場合は 『わからない』 と報告して下さい。

専門家による写真鑑定結果については

「MYページ:情報を閲覧・修正する」「報告を確認・修正する」 をご覧下さい。

(写真鑑定まで時間を要することがあります。 「詳細をみる」 の『未鑑定・鑑定済み・鑑定済み(修正)』欄を御確認下さい。)



セミ14種類について

徳島でみられるセミとは?

現在、徳島県には、ハルゼミ、ヒメハルゼミ、エゾハルゼミ、ニイニイゼミ、アブラゼミ、クマゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、
チッチゼミ、ツクツクボウシ、エゾゼミ、キュウシュウエゾゼミ、アカエゾゼミ、コエゾゼミの14種類いるといわれています。



セミ各種の鳴き声は、編著者(林 正美・税所康正両氏)および出版社(誠文堂新光社)の許可を得て、 「日本産セミ科図鑑」付録のCDに収録されている音声ファイルを利用しています。 セミ各種の音声ファイルの著作権は税所康正氏にあります。 これらの音声ファイルの無断転載や無断転用は禁止されています。



     ハルゼミ

徳島県での出現期 4月中旬~6月中旬
分布概要(map) 松のあるところ。しかし、松枯れのために絶滅危惧。極めて局所的。 徳島県では大神子海岸、北の脇海岸蒲生田岬から由岐町などにはまだ見られる。阿讃山脈も減少している。
  ギーギー
全長 32~37㎜


     ヒメハルゼミ

徳島県での出現期 6月下旬~7月下旬
分布概要(map) 低地の照葉樹林,神社林に多い。正確な分布は不明。 徳島県では、鳴門市の北灘町粟田や櫛木等には多い。阿南市から海陽町までは局所的に見られるが、県西部の情報が少ない。
  ウィーンウィンウィン(多数が合唱する)
全長 38~43㎜


     エゾハルゼミ

徳島県での出現期 5月中旬~7月末
分布概要(map) 標高1000m以上の山地(ブナ帯)。正確な分布は不明。 徳島県のこの種の記録は少ない。どこでも新記録地となる。
  ミョーキン・ミョーキン・ミョーキン ケケケー
全長 オス38~44㎜、メス37~39㎜


     ニイニイゼミ

徳島県での出現期 6月下旬~8月
分布概要(map) 中低山地の樹林・公園・人家など。 徳島県内の中低山地には広範囲に見られる。
  チーーチーー
全長 32~40㎜


     アブラゼミ

徳島県での出現期 7月上旬~9月中旬
分布概要(map) 中低山地の樹林・公園・人家,ナシ園など。 徳島県内の中低山地には広範囲に見られる.山地には少ない。
  ジリジリーー
全長 56~60㎜


      クマゼミ

徳島県での出現期 7月上旬~9月上旬
分布概要(map) 中低山地の公園・街路樹,人家など。 徳島県内はほとんどの地域で見られるが、どのくらいの標高まで生息しているか不明。
  シャンシャンシャンーーー(シャワシャワ)
全長 60~65㎜


      ヒグラシ

徳島県での出現期 7月上旬~9月上旬
分布概要(map) 渓流沿いなどのスギ,広葉樹林など。 各地の川沿いの所には多いが正確な分布域は調査されていない。
  キョキョキョキョーーー
全長 38~43㎜


     ミンミンゼミ

徳島県での出現期 7月下旬~10月上旬
分布概要(map) 低地?山地性。 徳島県では、やや山地に多いが、低山地が中心と思われる。
  ミーンミーンミーンミーンーーー
全長 56~63㎜


      チッチゼミ

徳島県での出現期 8月下旬~10月中旬
分布概要(map) 標高500-600m以上に分布するスギやマツなど。正確な分布は不明。 徳島県では、佐那河内村の大川原高原の標高600m以上の地域や、神山町、黒沢湿原などで観察されているがそれ以上の記録はない。
  チーーチーー(ほとんど聞こえないほど高い音)
全長 27~32㎜


     ツクツクボウシ

徳島県での出現期 7月中旬~10月上旬
分布概要(map) 中低山地の樹林・公園・街路樹,人家など。 徳島県内では、低地?中山地に広範囲に生息している。早い場合には7月中旬から鳴くこともある。
  ツクツクボーシツクツクボーシ
全長 43~46㎜


     エゾゼミ

徳島県での出現期 7月中旬~9月中旬
分布概要(map) 標高700-12000m程の山地性・針葉樹。山地に生息しているが正確な分布は不明。 徳島県では、中津峰山、大滝山、雲辺寺山、野ヶ池山等で記録があるが、その他の生息地の記録はほとんどない
  ジーとかギーという音にしか聞こえない
全長 59~66㎜



   キュウシュウエゾゼミ

徳島県での出現期 7月中旬~9月中旬
分布概要(map) 標高900-1200m程度の山地性。アカマツ、モミ、ハリギリなど極めて局所的。 徳島県では、石立山、剣山山系、落合峠下、富士ノ池などの記録があるが、奥祖谷山のかずら橋付近で目撃している。
  ジーとかギーという音にしか聞こえない
全長 52~54㎜



     アカエゾゼミ

徳島県での出現期 7月中旬~9月中旬
分布概要(map) 標高1000-1200mほどの山地性・広葉樹。極めて局所的。 徳島県では、祖谷渓の奥祖谷のかずら橋付近には多いが採集は困難。ほかの地域の正確な記録はない。
  ジーとかギーという音にしか聞こえない
全長 57~65㎜



     コエゾゼミ

徳島県での出現期 7月中旬~9月中旬
分布概要(map) 標高1200m以上のブナ帯。かなり高い所に生息する。 徳島県では、ブナ帯の標高1300mくらいから上で記録が多い。夫婦池、見ノ越?剣山山頂、ファガスの森などにはかなり見られる。
  ジーとかギーという音にしか聞こえない
全長 50~55㎜